元消費者金融マンが借金について色々と語っています。

訪問したらいきなり自殺すると言いだす

普段から電話でよくお話をする筋金入りの延滞者がいました。中年の主婦で、借入件数が7件の立派な多重債務者です。

あるとき仕事を解雇されたということで、いつにもまして返済が滞るようになりました。収入が夫だけになり、相当きつかったのだと思います。

入金が長期に滞り始め、連絡もつかなくなり始めます。個人的には、もう自己破産しかないと考えていました。

ただ、連絡も入金もない以上、督促はしなくてはいけません。督促半分、事情を聞く半分でその主婦の自宅を訪問してみました。

玄関でチャイムを鳴らすと、本人が出てきました。電話ではいつもお話していますので、こちらの名前を出すとすぐに状況を把握してくれました。

私「連絡がつかないので訪問しました。どんな感じでしょうか?」

延滞者「いつもお世話になっています。もう最悪で、どうすることもできなくて」

ここで、家の奥から延滞者の夫が出てきて、「もう、死ぬしかないと違うか」と言いました。その途端、延滞者は家の奥に行ったかと思うとすぐに戻ってきて、手には包丁を持っていました

延滞者「もう、死ぬしかない」

私「落ち着いてください」

夫「死ぬって言うなら、早く死んだら?」

結局、私が延滞者を落ち着かせ、何とか自殺するのを防ぎました。驚きの経験でした。

推測でしかありませんが、お金のことで夫婦喧嘩しているところに、タイミング悪く訪問してしまったのでしょう。あそこで死なれたら、こちらの責任になりそうで怖かったです。もちろん、目の前で人が死ぬのは見たくありません。

返済できるお金がなかったり、返済できる自信がない人は すぐに専門家(司法書士・弁護士)へ相談するべきです。
相談するのにお金はいりません。とにかくダメ元で相談してみるのです。

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