法律を盾にして闇金と真っ向勝負した人はその後どうなるのか?

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法律を盾にして闇金と真っ向勝負した人はその後どうなるのか?

闇金という無法者に正面から法律で対処した結果…

多重債務に陥り、闇金に手を出してしまった人の実例です。

 

多重債務になってしまい、これ以上は銀行はもちろん消費者金融も

お金を貸してもらえなくなった私はダメだと分かっていながらも

インターネットで闇金を探してお金を借りてしまいました。

その闇金はトニという10日で2割の利息がつくところでした、借りた金額は

5万円でしたが振り込まれたお金は4万円だけでした。

つまり振り込まれた段階で2割に当たる1万円を差し引かれていたのです。

 

仕方ないと思いながら10日で1万円の利息を入れる生活をはじめました。

出来るだけ早く闇金とはサヨナラしなければと思い、給料が入った段階で

他の消費者金融を後回しにして闇金に全額返済を行いました。

闇金に借りてから40日経過していたので、合計の返済額は9万円でした。

 

大損したとは思いましたがとりあえず闇金とは縁が切ることが出来たと

安心していると闇金業者から連絡があり返済してもらったけれど、

もう一度貸し付けるのでよろしくと言われました。

もう少し言い方は違ったと思いますが、何のことか分からなかったので

「何がですか?」というといきなり凄んできて「金貸したから利息入れろ」

「逃げれると思ったら甘いぞ」みたいなことを言われました。

 

通帳の残高をみると8万円が振り込まれていました。

つまり10万円を貸し付けたと闇金入ってるわけですが、当然納得できない私は

こんなもの借りてもいないものは払えないと突っぱねました。

それでも業者は強気で携帯に何度も電話してきました。

 

このままではダメだと思って、とりあえず闇金に強い弁護士をネットで探して

何とかしてほしいと相談しました。

何度か業者とやり取りしてましたが、最初は弁護士だからなんだ!みたいな

強気だった業者も法的処置を取るという方向で出ていくと連絡してこなくなりました。

振り込まれたお金は早々に返金しましたが、最初に借りて返済した分までは

望んでいなかったこともありますが、業者が逃げたので取り戻すことはできませんでした。

 

その後も何度か別の闇金業者から携帯に電話があったりと散々な目に遭いましたが、

最終的に携帯も解約し闇金とは縁を切ることが出来たと思っています。

 

法律で闇金に対処することに限界はあるのか?

この方の場合は安易に闇金に手をつけてしまい、返済すれば関係が切れるだろう

と思っていたのが間違いの元です。

闇金に手を出すことは、そもそも違法だとわかっている相手に声をかけることになります。

そういう相手は想像の斜め上からやりたい放題やってくるものです。

 

闇金に対処するには弁護士の力を借りるのが一番手っ取り早いです。

警察に駆け込んでも中々取り合ってくれませんし、事件として扱ってくれません。

闇金を専門に扱っている弁護士に依頼すれば、解決は早いです。

 

しかし法律で対処できるのには限界があります。

というのも闇金は自分たちの身元がばれない様にあらゆる方法を取ってきます。

連絡先はトバシの場合がありますし、振込に使う口座も他人名義のことが多いです。

そうなると取引そのものを止めることは出来ても、払ってしまったお金を回収するのは

かなり難しいと言わざるを得ません。

 

闇金は最初は優しい言葉で接してきます、見た目も想像しているような強面ではなく

普通の見た目のケースが圧倒的に多いです。

だからこそ、騙されてしまうわけですがいくらお金に困っていても、絶対に闇金には

手を出してはいけません、ネットワークを持っているのでカモだと思われて

執拗に嫌がらせをされてしまいます。

 

借りない、関わらないが闇金に対処する方法としては一番効果的です。

関わってしまたら、なるべく早く弁護士に相談しましょう。

骨の髄まで搾り取られてからでは遅いのです。

 

 

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