他社の返済期日に来店する人は自転車操業がバレバレ
多重債務者の定義を借入件数が2件以上とするなら、消費者金融の利用者のほとんどが多重債務者になります。
そして、多重債務者は他社で借入れたお金を別の消費者金融の返済に充てることがあります。借入件数が増えるほど、こっちで借りた分をあっちに入金するという自転車操業が活発になるのです。
消費者金融に来店する人の中には、他社の返済期日に来店する人がいました。融資申し込みを受けると、その人の信用情報を照会するのですが、そこでは他社の返済状況を見ることができます。
その日が他社の返済期日だった場合、ここで借りたお金を他社の返済に回すということは容易に想像できますよね。実際にもそうでしょう。
返済のための借入はしてはいけませんが、別に禁止にしているわけではありません。これは貸す側も同じです。もちろん、申し込み時に「他社の返済のために借りたいのですが」と正面切って言われれば、それはお断りします。
でも、そうでない場合には、たとえ他社の返済期日に来店して、返済のための借入が間違いないというときでも、消費者金融はお金を貸します。
消費者金融は受付で「使用目的」を聞きますが、それは貸付けたお金が犯罪に使われる可能性を考慮してのことです。
消費者金融の個人ローンはフリーローンになりますので、使用目的は問いません。返済のための借入と言われれば過剰貸付禁止の観点からお断りしますが、言われなければスルーなのです。
