債務整理の裏ワザはあくまでも合法的な手段である
債務整理の裏ワザと言っても、法的に問題があるわけではない
裏ワザと言うと、どうしても脱法行為をするようなイメージを持つ人がいますが
債務整理の裏ワザというのは法的に問題があるわけではありません。
あくまでも合法的な手段を使って債務整理を成功させるためのテクニックにすぎません。
一般的に行われている債務整理の方法に、少しだけアクセントを加えることで
結果が変わることを裏ワザと呼んでいるだけです。
そもそも債務整理自体が法律の手続きに沿って行われるわけですから、違法行為による
債務整理など存在しないことは明白です。
債務整理を行う目的は再スタートを切ることにあります。
ですから定められた手続きに沿って債務整理を行えば、再スタートに向けたレールは
自ずと敷かれていくわけですから、裏ワザにこだわる必要はないのです。
しかし少しでも有利な形にするために、アレコレと策を練るわけです。
ですから、裏ワザと聞いて「ひょっとして公表されてないような方法なのでは?」と
勘ぐってしまう人もいますが、裏ワザはテクニックの一つだと理解しましょう。
弁護士に全て任せておけば…では裏ワザのようなテクニックは出てこない
何となく借金を繰り返して、債務超過になって返済できなくなってしまった。
仕方がないので債務整理の手続きを進めて、弁護士に一任して終わらせたという人は
多くいるのではないでしょうか。
自分のことなのに弁護士に一任して、言われるがままにやってしまうのが
債務整理の一番良くないところだと考えます。
専門家に任せておけば、後は自分が積極的に関与しなくても大丈夫だと思ってしまう所、
借金をしているのは自分自身なのに解決を他人任せにする所などは、
まさに借金体質によるところがあるのではないでしょうか。
どこか他人のような感覚で債務整理するのは、複雑さによるところもあるでしょうが
借金のことを考えたくない、面倒なことは任せてしまいたい、関わっても結果は変わらない、
という債務者本人の資質に問題があると言えます。
厳しい言い方かもしれませんが、自分で解決してやろう!少しでも有利にしたい!と
前向きに考えられるならば、不可抗力に近い形で借金を背負ってしまった人だと言えるでしょう。
裏ワザとは債務整理に対して積極的に関与し、自分で法律を調べて少しでも良い結果が
出るようにと努力している人が手にできるテクニックです。
誰かに一任しているようでは、裏ワザに出会うことなどできないでしょう。
繰り返しますが、裏ワザは誰もが辿りつけるようなものではありません。
また、脱法のような法律に抵触するものでもありません。
気が付けば、そこにあるような生ぬるいものでもありません。
また、裏ワザを使ってやろう!と思って使えるほど単純なものでもありません。
自分で調べて、債務整理に精通した専門家がいて、初めて駆使することができるワザです。
手続きを行う上で目線を少し変えてみるとか、言われるがままにするのではなく
ちょっと疑問を持ってみるとか、債権者と積極的に話をしてみると言った行為の結果として
裏ワザにたどり着くことができます。
債務整理の裏ワザ本などのような書籍に掛かれているやり方が、裏ワザだと思っていたら
そんなことは当たり前の方法だった、という話も普通にあります。
大事なのは能動的に動くこと、言われたことだけをやっていては開ける道は限られてきます。
債務整理の裏ワザを使えば一発逆転できるほど甘くはない
裏ワザという言葉の響きだけを聞くと、ものすごい効果があって一発逆転できる!
と思ってしまうのも仕方ないことです。
しかし債務整理の裏ワザというのは、そんなに一発逆転できるようなものは殆どありません。
というのも、債務整理そのものが法律にのっとって行う手続きですから、
基本的な結果に大きな違いが生まれることは殆どないからです。
だったら裏ワザなんて言い方するのは間違ってると思うかもしれません。
本当はそうなんです、裏ワザなど存在しないと言っても過言ではありません。
でも、ちょっとしたことで結果が良い方向になるのが債務整理のテクニックですから、
そういったところに気が付くかどうかは、やはり裏ワザと言えるでしょう。
債務整理後の残債が100万円か50万円かは、大きな違いがあります。
月々の返済金額がどうなるかも、債務整理のやり方次第で変わってくるものです。
5万円の返済額が4万円になれば年間で12万円もの差が生まれることになりますが、
何もしなければその12万円も生まれてくることはありません。
このように裏ワザは一発逆転とまではいかないのですが、ちょっとした効果を生むことで
再スタートに向けて有効に進められる可能性を秘めています。
一発逆転できないなら意味ないわって思ったなら、貴方の債務整理はそこで終わりです。
ちょっとした結果の違いが、その後の人生を大きく左右するとまでは言いませんが
楽になることは間違いないと断言できます。
債務整理で最良の結果を手にするための糸口を探るのが裏ワザ
裏ワザを駆使したからと言って一発逆転するようなことはめったに起こり得ませんが、
大事なのはその糸口を探ることです。
何も行動を起こさなければ、誰も裏ワザのようなテクニックを駆使できません。
弁護士は出来るだけ時間をかけずに処理しようとします、つまり誰がやっても
結果に大きな差が出ることはないと言えます。
その結果を少しでもいい方向に向けるためには、糸口を探る努力が欠かせません。
自分の債務がどうなっているのか、債権者はどう考えているのか、借金はどれぐらい残るのか、
そういった事を情報として整理して冷静に分析することが第一歩になります。
「何でもいいから債務整理して、借金が減ればそれでいいや」と思っていたら、
裏ワザの糸口など見えてくるはずもありません。
この作業は非常に面倒なことです。
何でもいいから、手っ取り早く裏ワザを使って債務整理したい!と思う人が殆どでしょう。
誰だって楽に裏ワザを使えればそれに越したことはありませんが、それはもはや裏ワザではなく
知れ渡った方法でしかないのです。
そういった事は少しの努力で使えることができてしまうので、裏ワザとは言いません。
面倒でも頑張って行動することこそが、裏ワザ発見に向けた入口になるのです。
そのためには自分が当事者であること、自分が借金しているという自覚、
再スタートをきるのは他の誰でもなく自分であることを強く意識することが前提です。
それができないという人は、通り一遍等な債務整理を行う事に終始してしまうでしょう。
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