【借金相談の注意点】こんな弁護士は選んではいけない!悪い弁護士の特徴

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【借金相談の注意点】こんな弁護士は選んではいけない!悪い弁護士の特徴

弁護士からみてカモネギにならない

弁護士はボランティアではありません、立派な営利目的の職業です。弁護士なら自分の味方になって借金問題を解決してくれる!と意気込んで相談しにいった結果、高い弁護士料を取られて思っていた結果にならなかった債務者のケースは比較的多く発生しています。

 

ぼったくりの料金を取られてしまったのであれば、弁護士会に訴えたり紛議調停という形で争うこともできますが、法的に定められた範囲内での料金を請求されたのであれば何も言うことはできません。

債務者が困っているからと本当に親身になって対応してくれる弁護士がいないわけではありません。しかし、そのような弁護士は本当に稀ですしそんな仕事の仕方をしていては、弁護士として利益を出すことが難しくなってしまいます。

 

だからこそ、弁護士からみてカモネギのような債務者になってはいけません。一人で相談しに行くのではなく、誰でもいいので複数の人と弁護士を訪れましょう。難しいかもしれませんが、借金問題について少し詳しい人であれば尚可です。兎に角、一人で判断しない、その場で弁護士を選ばない、すぐ回答しない、そういうスタンスで臨むことでカモネギになるリスクを減らせるのです。

必要な経費だからで済ませてはいけない

弁護士に依頼して発生する料金というのは実は決まりがないのです。弁護士は必要経費だからと言って、様々な経費を上乗せして最終的にこれだけの費用を頂きますと、だいたい最後に通知してきます。

 

弁護士費用に明確な規定がないということは、価格競争が働いて安くなっていくのが市場原理というものです。しかし、弁護士の費用というのは一般人からすればわかりにくく、言われるがままに支払っている状態です。

 

だからこそ、必要な経費だと言われても本当に必要なのかどうか、事前にしっかりと見積もりを要求していれば判断ができます。事前見積もりをしない人が多いために、弁護士の言いなりになってしまうわけです。

 

お金がないから見積もりしても払えないかもしれない。そう考えている人には「法テラス」の利用をオススメすることになります。法テラスとは政府が資金的に弁護士に依頼できない人に向けて行っている、救済制度のようなもので一般の弁護士に依頼するよりも安く手続きできます。

 

また、法テラスを使わない場合でも弁護士費用の相場がどれぐらいなのか、見積もりをもらった結果が本当に正当な金額なのかはインターネットなどで簡単に調べることができます。そして1つの弁護士事務所ではなく複数の弁護士事務所で見積もりを取って、比較検討することでもトラブルを避けることができます。

悪い弁護士の特徴

自分にとって最適な弁護士をどうすれば見極めることができるか。それにはまず選択してはいけない弁護士を知っておきましょう。悪い弁護士の特徴をいくつか挙げてみます。

 

・事務的な対応しかしてくれない

 →形にハメた対応しかするつもりのない弁護士です。 無難な解決法で対処される可能性が高いでしょう。

 

・費用の話ばかりしてくる

 →利益のみを追求している弁護士か、お金に困っている可能性があります。 つまり自分のことしか考えてないと言えます。

 

・借金相談したらすぐに自己破産を勧めてきた

 →自己破産以外の民事再生などについて知識や経験がない可能性があります。

 

・話をろくに聞いてくれない

 →あなたの問題について関心がなく熱心に対応してくれません。

 

・中々連絡がつかない、折り返し連絡が殆どない

 →他の案件が忙しく、あなたの問題にまで手が回っていません。 適当な結果で処理される可能性が高いです。

 

・不動産のことを含めた相談に乗ってくれない

 →借金問題には不動産のことを知らなければ解決できません。 借金問題の経験が少ないか、知識がないため総合的な判断はできないでしょう。

 

このような問題アリの弁護士の特徴を踏まえておくことで、自分にとって最適な弁護士を見極めるための指標になると考えてください。

 

 

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