貸付審査の精度
貸金業者同士はライバル関係にありますので、自分のところのノウハウを他社に教えることはありません。
そのため、貸金業者の貸付審査はその会社で独特のものになり、貸した相手が破綻するかどうかを判断する精度にはバラツキがあります。
大手の貸金業者だから貸付審査の精度が高いとは言えませんが、小規模の貸金業者よりも多くのデータを所有していますので、普通は精度が高くなるはずです。
しかし、大手の貸金業者がお金を融資する相手は、借入件数が3件以内というように、かなり破綻リスクの少ない人になります。
大手は貸付審査の精度が高いと言う前に、貸付基準が高いということです。
小規模の貸金業者の場合は、融資する相手はいつ破綻してもおかしくない多重債務者になります。
それでもやっていけてるのですから、貸付審査の精度は高いと言えるかもしれません。貸金業者は小規模になればなるほど、より精度の高い貸付審査を求められます。
小規模になればなるほど審査基準が緩くなりますが、提出する書類が増えたり、受付で聞かれる内容が細かくなったりで、大手よりも審査が面倒になるのはそのためなのです。