審査の対象となるのは過去の収入だけ
受付のときに、よく「前年の業績が悪くて給料が減っているが、今年は業績が良いからボーナスが2倍になる」「今月の営業成績が絶好調だから、来月の給料は倍以上になる」「大きな仕事が入ったから、来月には完済できる」などと言う人がいます。
将来、収入が増える見込みがあるから、今の収入は少ないけど、未来の収入をあてにして貸してほしいということですね。
個人事業者では、大きな仕事を受注したから、来月には大きなお金が手に入る。今をしのげば何とでもなるから、貸してほしいというのです。
将来の高額な収入をアピールする申込者は多いですが、消費者金融が審査の対象とするのは過去の収入だけになります。
住宅販売の営業マンが、今月はたくさん住宅が売れたから、歩合給で来月は100万円入ってくると言っても、消費者金融では一切そのことを審査に加味しません。
それが本当なのか嘘なのかを判断するのではなく、考慮しないのです。酷いと言えば酷い話です。
消費者金融はその辺はどこもシビアですね。
申込者が嘘をつくことが多い。申込者が予想しただけの収入が得られない可能性がある。結局、将来のことは誰にもわかりませんので、確かな過去の情報だけを頼りに貸付しているということです。
個人事業者の中には、大口の契約が入ったと、その契約書などを持参してアピールする人がいますが、それは無駄です。何を持参されてもそれが本物だと確認する手段はありませんので、諦めてください。