保証した債務の借入先がヤミ金融なら
知人に頼まれて連帯保証人になったのは良いが、実はその借入先が暴利で営業するヤミ金融業者だと後から気づくケースがあります。
銀行や正規の消費者金融業者というのなら暴力的な取立を心配することもないですし、金利もそれほど高くなりませんので、主債務者もスムーズに完済することができるというものです。
しかし、借入先が暴利のヤミ金融業者だった場合には、保証人も平穏な生活を続けることはできないと思ってください。
ヤミ金融業者からの借入の保証人になるというのは、まさに最悪のケースです。ヤミ金融業者から借入をすれば、ほぼ１００％破綻してしまいます。
主債務者が破綻すれば、今度は保証人が標的とされ、お金を吸い尽くされてしまいます。
もし、ヤミ金融業者からの借入の保証人になってしまったことが判明したら、速やかに弁護士や司法書士に相談してください。
ただ、弁護士や司法書士に相談することは債務整理を意味しますので、ブラックになるということです。
それはどうしても回避したいという人は、ヤミ金融業者の借金を完済してしまうことです。でも、どうしてもお金が用意できないという人もいると思います。
そんなときには、正規の金融機関から保証人が借金をして、そのお金でヤミ金融業者を完済するという方法があります。
借金で借金を返済するのは褒められることではありませんが、この場合には緊急事態として行ってもかまいません。
ヤミ金融業者を完済すれば、後はゆっくりと正規の金融機関に返済をしていくだけですし、それを実行していくのは当然ヤミ金融業者から借入をしていた主債務者の仕事ですよね。
