年率5%で支払う金利
年率5%と言えば、短期の返済を想定している貸金業者では扱っていない金利です。
年率5%は、20年以上の住宅ローンを組むときに、固定金利を選択したときの金利水準になります。
住宅ローンはステイタスのように思われがちですが、借金であることに変わりありません。借りたお金には当然金利を支払わなければいけません。
ここでは、年率5%の金利で、最終的にどのくらいのお金を支払うことになるのかを見ていきます。
仮に2000万円の住宅ローンを1月1日に借入れて、それを毎月せっせと返済していったとします。
毎月の返済額を15万円とすれば16年3ヶ月返済になり、最終的に支払う金利の総額は924万9347円になります。月で割ると約4万7433円です。
毎月の返済額を12万円とすれば23年10ヶ月払いになり、最終的に支払う金利の総額は1420万9876円になります。月で割ると約4万9685円です。
住宅ローンにはいろいろな減税措置やその他の優遇制度がありますので、一概には上記の金利を支払うとは言えません。
でも、借りる金額が高額になり、返済期間が何十年になれば、それ相当の金利を支払うことになるということは間違いありません。
マンションを全額ローンで組み、35年返済を選択する人がいますが、今の超低金利時代でも結構な金額を金利として支払わなければいけないことを知っておいてください。
家賃はお金を捨てるのと同じだからという人は、金利も捨てることになることを覚えておきましょう。
そして、住宅ローンを行っている銀行は、やはり儲かるということですね。