消費者金融業界について

元消費者金融マンが語る【借金返済のいろは】TOP > 消費者金融業界について


消費者金融業界について

リボルビング方式への移行

近代化を進めてきた消費者金融業界において、最も象徴的なものがATMの導入だと思います。現代においてもまだ全ての消費者金融業者がATMを導入して営業しているわけではありませんが、ほとんどのと言っ…

地方での動き

消費者金融業は多くのニーズに支えられた業界になりますが、代わりに資金面で苦労した背景があります。 利用者のニーズはあるものの、世間に対する消費者金融のイメージは悪く、銀行の消費者金融への目は…

不祥事続きの大手企業

社会のニュースに耳を傾けると、聞こえてくるのは大企業の不祥事ばかりです。銀行では行員の横領、飲食店では食材の使いまわし、食品会社では偽装、などなど、実にいろいろな業界の大手企業は不祥事を起こし…

過剰貸付けになるしくみ

消費者金融業界では、今のままでは必ず過剰貸付になるしくみがあります。 初めて消費者金融を利用したいと考えた人は、ほとんどの人が大手の消費者金融に申し込みをすると思います。基本的に、大手でも中…

過剰貸付に走る消費者金融

多重債務者がこれだけ増えた原因の1つに、消費者金融業者の過剰貸付があるの間違いないと思います。では、なぜ消費者金融業者が過剰貸付に走ってしまうのかを説明します。 例えば、貸付の審査基準を緩く…

第2次急成長期

貸金業規制法の導入や、改正出資法による上限金利の引き下げ、大蔵省銀行局長による業界への融資抑制などで、成長路線からの撤退を余儀なくされた消費者金融業界は、そのまま業界の縮小に向かったわけではあ…

押さえ込まれる業界

1977年ごろから、マスコミは一斉に消費者金融業界に批判を浴びせ始めました。当時の新聞の見出しには、無差別貸付や高利に無策の役所、銀行並の好決算といった文字が並び、消費者金融は悪だというムード…

過当競争時代から業界の再編へ

消費者金融業界が過当競争に突入したのは、1970年代後半からだと言われています。1975年の消費者金融業者数が約12万8千社だったのに対し、その8年後の1983年には約23万社にまで増えました…

供給を上回る需要?

消費者金融の提供しているサービスは、少額の現金をスピーディに借りられることです。このサービスに対する需要は、実はとてつもなく多いことを知っているでしょうか。 現在、多くの消費者金融業者が存在…

株式上場による変化

1980年代後半から1990年代になると、消費者金融の大手各社は次々と株式市場への上場を果たしていきます。武富士、アコム、プロミス、アイフルなど、現在東証1部に上場している消費者金融業者はいく…

貸金業規制法の登場

1983年11月に施行された貸金業規制法は、これまで無法地帯となっていた消費者金融業界に一石を投じた、非常に重要なものだったと思います。 それまでは、消費者金融の営業方法は各業者に任せられて…

お客との立場を間違えている業界

ヤミ金融が存在しているように、消費者金融というビジネスモデルはモラルを遵守して営業をしないと、利用者の利益を著しく損なう危険性があります。 お金を貸す側と借りる側では、どうしても貸す側のほう…

批判に反論してこなかった業界

現在は過払い金の返還について、その前は多重債務者問題、その前は督促方法、さらに阪神大震災後のときには家財道具の差押について、消費者金融業界はマスコミの集中的な批判を浴び続けてきました。 これ…

社会的なイメージ

消費者金融業界ほど、社会的なイメージが悪い業界はないと思います。強いて挙げるとすれば、ホスト業界ぐらいでしょうか。 ホスト業界も消費者金融と同じように、社会的なイメージは悪いですよね。やって…

理解されない業界

いろいろな業界がありますが、消費者金融業界ほど世間に理解されていない業界はないと思います。消費者金融業界が発展してきた経緯は、他の業界と何ら変わりはなく、ここまで他の業界と区別されているのは特…

失われつつある与信技術

個人信用情報機関がなかったかつての消費者金融は、今では考えられないほどの素晴らしい与信技術を持っていたと思います。ちなみに、与信技術とは貸付審査の技術のことです。 かつての消費者金融業者は、…

JCFAの役割

1969年、大阪を基盤にしていた11の消費者金融業者が集まり、日本消費者金融協会(JCFA)を設立しました。 日本消費者金融協会は、消費者金融業者が健全に営業をしていくための管理と自主規制を…

JCFAの発足

1960年代の半ばから急速に市場を拡大させていった消費者金融業は、この拡大の中である問題に直面します。それは、悪徳業者の問題です。 消費者金融というビジネスモデルが世に出た当初、まだこの業界…

現金自動契約機の登場

消費者金融業界の歴史を語る上で、最も転換期となったのが現金自動契約機の登場だったと思います。 もし、現金自動契約機というアイデアが生まれなければ、ここまで消費者金融の市場が大きくなることはな…

エリートサラリーマンから大衆へ

どの業界も同じですが、市場が拡大期を迎えるときには、必ず大衆化が起こります。消費者金融業界も、当初こそ顧客1人1人にしっかりと接してきたものの、市場が大きくなるにつれて、営業転換を迫られること…