紹介屋の2次被害

元消費者金融マンが語る【借金返済のいろは】TOP > 悪質業者 > 紹介屋の2次被害

紹介屋の2次被害

私が消費者金融業者に勤務していた時代は、1番紹介屋が活発だった頃だと思います。申込の半分ほどは紹介屋からの申込という状態でした。

実際、大手の消費者金融業者などは、数社の正規の紹介屋と契約していて、申込の大半が紹介屋を通してのものであるところもありました。

私が勤務していた消費者金融業者では、正規の紹介屋とは取引していませんでしたが、違法な紹介屋が勝手にうちを紹介してくれていたわけです。

違法な紹介屋を通して申込のあった人は紹介屋のことを秘密にしますので、正確な数字というのは不明ですが、後々返済ができなくなったときに話を聞くと、紹介屋を通しての申込だったということが判明します。

違法な紹介屋を通して申込をしてきた人は、全員がその後に破綻するということはありませんが、通常の申込と比べると格段にその確率は高くなると思います

違法な紹介屋は悪質業者の横の繋がりを利用して、どんどん個人情報を流しますので、違法な紹介屋を利用した人のもとには、多種多様な悪質業者が群がることになるからです

そうなってくると、その人はもはや健全な状態をキープすることが難しくなると思います。

紹介屋は、紹介料として貸付額の3割や5割といった法外な金額を奪い取るだけでなく、他の悪質業者に個人情報を流すということをしますので、そのこともよく考えて注意しなければいけないと思います。

紹介屋に紹介してもらえるなら楽でいいやというように、安易な気持ちでは絶対に利用しないでください。

というよりも、怪しそうなところなら、受付を始める前に、必ず他社を紹介することがあるかどうかを確認したほうが良いと思います

 

 

関連記事

  1. 金利の先払いには注意
  2. 広告と違う話には注意
  3. 株式担保金融の悪質手口
  4. 悪質商法で荒稼ぎした不動産担保金融
  5. 金券屋
  6. 直接交渉で和解することも可能
  7. ヤミ金で人生が破滅することもある
  8. 連れまわされた人もいた
  9. 昔の貸金業者はヤミ金並みの取立だった
  10. ヤミ金融業者従業員に返済させた