弁護士に嘘をつく依頼者

元消費者金融マンが語る【借金返済のいろは】TOP > 弁護士と司法書士 > 弁護士に嘘をつく依頼者

弁護士に嘘をつく依頼者

弁護士に債務整理を依頼する債務者の中には、弁護士に対して少しでも良く見られたいと思う人がいるようです。

債務整理で重要なのは、債務者本人の債務がいくらかということと、債務者本人の返済能力がどれくらいあるのかということの2つだと思います

しかし、債務者の中には、弁護士に対して見栄をはるのか、本来の返済能力よりも過大に申告する人がいます

毎月いくらの返済ができるのかということは、債務整理をする上では必ず弁護士に聞かれると思いますが、そこで、少し上乗せして伝えてしまうということです。

借金がたくさんあることでも恥ずかしいのに、さらに毎月の返済額がとても少額になるということなど、とても言いたくないということなのでしょう。

ただ、こうした見栄による嘘は、後々自分に撥ね返ってくることになりますので、絶対にしないようにしましょう。

過大に申告された返済能力のままでは、弁護士はその人に適した債務整理を選び出すことができませんし、そのまま任意和解や特定調停が決定されれば、後の返済がすぐに行き詰ることになります

そうなると、弁護士としてはお手上げとなってしまい、嫌な言い方をすれば見捨てられてしまいますので、気をつけることです。

また、逆に自分の返済能力よりも過小に弁護士に申告した場合では、同じように適切な債務整理の方法を選択できませんし、下手をすると財産の隠蔽となって債権者から訴えられることにもなるかもしれません。

 

 

関連記事

  1. ヤミ金から借りているなら弁護士に
  2. 状況によって弁護士を選ぶ
  3. 債務整理で大混雑する
  4. 司法書士はいずれ苦しくなる
  5. 弁護士会と司法書士会の役割
  6. 整理屋と弁護士の違い
  7. すぐに辞任すると言う弁護士
  8. 本物かどうかの見分けがつかない
  9. 司法書士の苦情増加
  10. 債務整理は弁護士か司法書士しかできない