個人情報とリスク

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個人情報とリスク

貸金業者からお金を借りるときや、信販会社でクレジットカードを作るとき、または銀行でローンを組むときなど、そのすべてで自分の個人情報を相手に提供することになります

個人情報の扱いについては、個人情報保護法の施行によって以前よりも随分改善されてはいますが、実際の管理はどうなのでしょうか?

私は個人上保護法の施行前と施行後の両方を消費者金融業者の社員として過ごしてきたのですが、個人情報の管理については施行後にかなり改善されていました。

ただ、その後も大手の消費者金融業者や信販会社、銀行では、個人情報の流出で新聞沙汰になることがしばしばあり、社員個人の持ち出しを防ぐことはできていません

小規模な金融機関では、扱っている個人情報の絶対数が少なく、社員の数も大手に比べて全然少ないです。

そのため、持ち出せる個人情報は少なくお金になりませんし、仮に個人で個人情報を持ち出してそれお金に換えれたとしても、多分すぐに誰の仕業かバレてしまいます。

その点、大手は持ち出せる個人情報の量が膨大で、かなりの金額がつきますし、誰が持ち出したのかも探し出せません。

名簿屋と言われる個人情報を買い取る業者は大手しか相手にしませんので、大手だから個人情報の管理は万全で、小規模だから心配だと言うのは全く逆になります

ただ、小規模のところでは、会社ぐるみで個人情報の流出を行っている可能性も否定できません

結局、金融機関に教えた個人情報は、どこからか漏れるものだと腹を括ったほうが良いでしょう。

 

 

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