在籍確認のリスク
貸金業者から借金をする場合やクレジットカードを作るときには、必ず勤務先の在籍確認が必要になります。
社会保険証や給料明細、名刺などを準備しても、在籍確認が省かれることはまずありません(事情によっては在籍確認を省くこともある)。
在籍確認とは、貸金業者やクレジットカード会社などが、勤務先に電話をして契約者を呼び出すことで、契約者が本当にその会社に勤務しているのかどうかを確認する行為になります。
貸金業者やクレジットカード会社などが在籍確認の仕方として一般的に用いているのが、保険会社になりすます方法です。
貸金業者やクレジットカード会社などがそのまま社名を名乗れば、契約者が借金をすることなどが勤務先に知られてしまいます。
それではプライバシー保護が図れませんので、会社名を隠して在籍確認の電話をするのです。
在籍確認の方法については保険会社を筆頭に、市役所、自動車ディーラー、友達、親戚、兄弟、取引先などいろいろあります。
どういった方法で電話をしてほしいかを貸金業者やクレジットカード会社に伝えれば、その通りにしてくれます。
では、在籍確認にはリスクなどないではないかとなりそうですが、1回ならリスクがなくても、それが何回もになると、さすがに勤務先で不審に思われるかもしれません。
借金をする人は、複数の貸金業者から借入するのが多いですし、増額融資をすればその都度在籍確認をされるのが普通です。
1ヶ月に2?3回同じような電話があれば、勤務先の社員が「もしかして借金?」と疑念を持つ可能性は十分あります。勤務先の社内で噂話にでもなれば嫌ですよね。