悪質な借金取り立てを訴えて慰謝料を請求し、それを返済にあてる方法
消費者金融などによる悪質な取り立て行為は法律で禁止されています。しかし、いまだに悪質な取り立て行為がなくなりません。
これは、どこからどこまでが悪質なのか素人では判断がつかないことも原因の1つです。それに、悪質な取り立て行為が禁止されているといっても、その定義も非常に曖昧です。
しかし、取り立てを受けた者が悪質だと思えば、それが悪質な行為だと言えるのです。
債権者から行き過ぎた取り立て行為を受けたなら、弁護士に相談して悪質な取り立て行為を訴えます。
一般的に、悪質な取り立て行為をされた場合には、金融庁に報告してその債権者を咎めてもらいます。でも、これをしても債務者本人には得がありませんよね。
弁護士に依頼して、悪質な取り立て行為をされたと裁判を起こすと、慰謝料が得られる可能性があります。この慰謝料で借金を相殺してしまおうというのです。
暴力的な言動による督促を受け、怖くて夜眠られなくなって不眠症にあり、体調を崩して仕事にもいけなくなったなどと裁判で訴えるのです。
そうすると、慰謝料として10万円から50万円くらいが認められることがあるのです。
もちろん、訴えても敗訴することはあります。敗訴しないためには、それなりの証拠を提出しなければいけません。うつ病になったとの診断書があれば、ほぼ慰謝料を勝ち取ることができると思います。
また、有能な弁護士に依頼することも大切です。過払い金返還請求と違い、勝つことが決まっていませんので、弁護士選びは大切です。
この借金解決法は裁判沙汰になりますのでお勧めはできませんが、あまりにも酷い取り立てを受けたときには、迷わず実行したいところです。